揚げ物に使った油を一度きりで捨てずに、また再利用しようと考える場合は、
油こしが必要になってきますよね。
頻繁に揚げ物をしている方なら、油こし器や油こし紙などをお持ちも方も多いでしょうけれど、たまに揚げる程度の人だと、そういった専用の器具をそろえていない人も多いのでは?
私も、その1人で、油こし器やオイルポットを持っていません。
今回は、専用器具を持っていなくても、
お家にあるもので代用できるものを紹介していきたいと思います。
油こし紙がない!お家にあるもので代用できます
油こし紙を切らせてしまった場合、または用意していない場合は、
ティッシュペーパーやキッチンペーパーで代用することができます。
このふたつのどちらかなら、ほとんどの家にありますよね?
わざわざ油こし紙を用意しなくても、こんなに身近なもので油が漉せてしまうのです。
でも注意していただきたいのは、油こし紙に比べると、
粉のような揚げカスまでは漉せないことがあることです。
キッチンペーパーは、リードなどのお高いものでなく、安いものでもOKです。
厚手のものを使うと、その分油が吸われてしまうので、薄いもので十分です。
それから、種類によって、かかる時間も変わってきます。
油こし器を他のもので代用する方法は3つ
油こし器を他のもので代用するには、いくつか方法があります。
1つはペットボトル。これは、ペットボトルを横半分にカットし、口のついた方を逆さにし、そこにキッチンペーパーなどをセットし、漏斗のようにして使います。
これなら、油こしが済めば、どちらも捨てるだけなので、簡単です。
(ペットボトルを資源ごみとして捨てる場合は、必ず洗浄してください。
私の住むところでは、油汚れの付着したものは、可燃ごみとして捨てることが可能です。)
2つめは、コーヒーフィルターです。
ただ、こうなるとついついコーヒーフィルターにセットするろ紙を使いたくなりますが、
これだと時間がだいぶかかるようです。
3つめは、ざるとボウルです。私はいつものこの方法でこしています。
注意するのは、セットになっているざるとボウルではなく、
大きめのざると小さめのボウルにすることです。
そうしないと、いつまでもこせませんからね・・・
まあ、1つめと2つめの方法も、油の出口を浮かせないといけないのは同じなのですが。。。
油こしは油が熱いうちにするの?
よく、油こしは油が熱いうちに、、、なんて聞きませんか?
それは、油が熱い方がサラサラしていて、早く漉せるからなんです。でも、揚げ物した後の油って100度越えてるし、本当に熱いです。やけどしてしまいます。それに、今回紹介した油こし器を代用する方法だと、ペットボトルやプラスチックなどが溶けてしまう恐れもあります。
ですので、熱いうちに、といっても50度くらいに下がってからでも十分なようです。
冬などで、10度とかになっていまう前に、というくらいの認識でよさそうです。
くれぐれもやけどには気を付けましょう!
濾した油は何日保存できる?何回使える?
これ、気になりますよね。
でも、これに関する明確な答えはありません。
なぜなら、揚げる物・その量・油の処理仕方など、個々で使用条件があまりに異なってしまうため。
野菜の素揚げを夫婦二人分を揚げただけならば、さほど油は汚れませんが、
鶏のからあげを6人家族の分揚げたら、油はだいぶ汚れてしまいます。
ですので、慣れないうちは難しいかとは思いますが、実際にご自身で油の臭いを嗅いでみて判断することが必要です。保存しておいた油を嗅いでみて、気にならないな~と思っても、実際に火をつけ、加熱していくと臭ってくることもありますので、実際に揚げ始める前に、よく臭いをチェックするとよいかもしれません。
油が臭うということは、酸化が進んでいるということですので、体によくありませんので、
市町村の決まりに従って廃油として処分するようにしましょう。