スナップエンドウとスナックエンドウ、どちらが正しいの?違いは?

春の訪れと共に、スーパーや八百屋さんに並び始める、
肉厚なさやと豆を味わえるスナップエンドウ。
あれ?でも待て、スナップエンドウはスナックエンドウとは違うものなの?
それとも同じ??
この前行ったお店では、スナックエンドウって書いてあったけど??

などなど、毎年もやもやした気持ちのまま、スナップエンドウを食べている方も
多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人でした。

スナップエンドウとスナックエンドウ

すばり、正しいのは「スナップエンドウ」です。
似た名前が両方出回っていて、ややこしいので、
昭和58年に農林水産省が「スナップエンドウ」に統一したのですが、
なかなかそれは浸透せず、
まだまだ「スナックエンドウ」表記も多々見られるのが現状です。
商品名に「スナックエンドウ」と実際に使われているものもあり、
紛らわしいですね。

ちなみに「スナップ」は英語表記だと「snap」。
パチンと鳴らす、ポキッと折る、パクリとかむ、といった意味です。

ついでにスナップエンドウについて少しお勉強・・・。
スナップエンドウは、アメリカで生まれた品種で、
グリンピースを品種改良したものなんだそう。
豆が大きくなっても、サヤはやわらかいままなので、
丸ごと食べられるのが特徴です。
見た目の似ている絹さやより、甘みがあり、厚みがあるせいか、
ポリポリといった感じの食感です。

スナップエンドウの茹で方

スナップエンドウを茹でる場合は、まず筋をとり、塩水で茹でていきます。
スナップエンドウがかぶるくらいの水に塩をひとつまみ入れ、
沸騰したらスナップエンドウを入れ、茹でます。
茹で時間は2分くらいです。
茹で終わったら、冷水にさらしておきます。
こうすることで、キレイなグリーンを保ちます。
塩は、お好みで。

スナップエンドウの食べ方

スナップエンドウは、新鮮であれば、生でも食べられます。
生はちょっと、、という場合は、下茹でをしたあと、
塩やマヨネーズをつけ、シンプルに味わうのもおすすめです。
茹でるときに、少し塩をきつめにして、そのままお弁当に入れるのもいいですね。
彩りもキレイに仕上がります。

オリーブオイルを入れてフライパンで焼いて塩コショウなんてのも、
簡単だけれど、おいしくいただけます。

お肉や卵ともよく合います。

春しか味わえないスナップエンドウ、いろいろな料理で楽しみたいですね。